2017年4月14日金曜日

菅笠(すげがさ)づくり① ~菅笠の作り方(材料の準備と内側を編む)~

外作業にはこれ!

この辺りのみなさんは、外での作業(畑、田んぼ、草刈・・・)をするときは、たいてい菅笠をかぶります。日差しを遮り、通気性もよく、小雨程度なら、防ぐことができます。
冬も、笠の上に雪除けのカバーをつけて、雪掘りなんかをします。雪掘りは、汗をかくくらい暑くなるので、毛糸の帽子や合羽のフードをかぶっていると、蒸れてしまいます。でも雪が降っているときや、晴天で日差しが強いときに、帽子は脱ぎたくない・・・。そんなときは菅笠のような通気性の良い被り物は、もってこいです。

今はホームセンターにも売っているのですが、作っている方もいると知れば、簡単に購入するわけにはいきません。

ということで、昨年夏に、材料となるスゲの刈り取りから、行いました。

昨年の7月終わりころ。
スゲがある程度の長さになって、かつ、硬くなりすぎない頃に刈り取り。田んぼのわきの少し水が溜まっているようなところに生えています。
そこら中に生えていそうですが、丁度いいスゲを集めるのはそう簡単ではありません。

葉先は使わないので、適当にカット。
乾燥させやすいように縛ります。
硬い葉なので、切り傷をつくりやすいです。

広げて立てて干します。
絶対に雨にあててはだめ!!
カビが発生してしまっては、材料として使えなくなります。
・・・が、突然の雨に、少しだけ濡らしてしまった日もありました(-_-;)
よく乾燥させておきます。

夏場は夏の仕事が忙しいので、冬になったら、製作開始です。


冬になりました。ついに製作にかかります。
(笠づくりの先生は、わらや竹細工も作っているのでこの時期になりました)

乾燥させたスゲですが、作業しやすいように一晩、水に浸しておきます。
外側の大きい葉と、内側の小さい葉とに分けます。
分けた小さいほうの葉を縦半分に割いておきます。

小さいほうの葉を、骨組みに編んでいきます。これは笠の内側になります。
元々、骨組みは竹で作るものなのですが、今回は簡略化してプラスチックです。いつかはすべて自分で集めた材料で作れるようになりたいものです。

今日の作業はここまで。
2時間ほどかかりました。なるべく隙間ができないように編んだほうがかっこいいのですが、まちまちです。
次回は、笠の外側を編んでいきます。


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