2017年4月18日火曜日

菅笠(すげがさ)づくり② ~菅笠の作り方(外側を編む・縫う)~

外側編んでいきます。

田んぼの雪も消えて、カエルの鳴き声がにぎやかになってきた今日この頃です。さて、前回の菅笠づくり①の続きです。

まずは、てっぺんの部分にビニールをつけます。ずれなければいいです。

外側には、前回仕分けした、大きいほうの葉を使います。
それと竹ひごと、丈夫な糸。今回はナイロン糸ですが、タコ糸などでもよいと思います。
昔は、苧麻(ちょま)を使っていたのかな。
竹ひごに糸を結わえて、スゲを一枚ずつ編んでいきます。内側に余分に出した部分は、枠に沿って折り曲げて、次の一枚で覆うようにして編み込んでいきます。

隙間が空かないように、糸を下から上に通して、スゲを竹ひごで押さえていきます。

スゲは適度に湿らせておき、柔らかい状態で作業します。乾燥してきたら、霧吹きなどで濡らします。

一周、終わりました!
編んだスゲを一枚ずつ、縦半分に割きます。
半分に割いてから、編んでもよいのですが、編む手間が倍になるので、今回は、編んでから割くことにしました。
次は、外側を縫っていきます。
針に糸を通して、縁から離れすぎないように、割いた一枚一枚を縫っていきます。
4枚程度ずつ針を通して、糸がしっかり締まるように、強く引っ張ります。

渦を巻くように、ぐるぐると縫い進めます。
二段目以降になると、葉が詰まってくるので、「ぬすみ」ます。
重なり合って見えなくなる葉を、縫い目から3センチほど残して上部分を切り落とします。あまり短く切ると、隙間が空いてしまうこともあるので、注意します。
上部に向かって真っすぐになるように、ねじれて縫わないように、全体のバランスをよく見て縫い進めます。

今日はここまでにします。
4時間くらいかかりました。

あと、丸一日くらいの作業量で出来上がりそうです。

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