2017年1月24日火曜日

2017年 松代大相撲

第137回 平成29年 初場所千秋楽

今年も、この季節がやってきました!15日間の熱戦を終え、先日1月22日(日)は、松代大相撲も千秋楽を迎えました。
今年の松代大相撲は、3月31日(金)21:00~のNHK BSプレミアム「新日本風土記」の中で紹介されるそうです。詳しい映像は、そちらで確認してみてください!

「松代大相撲」を簡単に説明すると、豪雪地である松代の冬場の娯楽の一つとして、明治13年から始まったとされる行事です。本家の大相撲初場所の幕内力士の取り組みのうち、毎日選ばれる10組の勝敗を予想して、星取りを行います。参加者はそれぞれの部屋に所属し、自分に四股名をつけて取り組みます。現在、町内には7つの部屋あり、今年の参加力士は、全部で200名以上になりました。最終日には、「千秋楽」という名の表彰式が行われ、上位力士による土俵入りやドンジリ力士の表彰、最後は弓取り式で締めくくられる、バカ真面目な行事です。こんなに面白い行事に関わることができて、これまで続けてこられた松代のみなさまには、本当に感謝です。

途中、番付が発表されると、横綱はだれだ?自分の成績は?と参加している力士はもちろん、参加していない方からも、「相撲の成績はどっけだ?」と話題に上がってくるほどで、夕方になってくると、「あっちが勝った、こっちが勝った」とソワソワした声が聞こえてきます。以前は、松代地域の多くの集落でも独自に行っていたそうですが、その数は減ってきています。

テレビもラジオもなく、新聞も遅れて届くような時代から続く、この行事。傍から見たら、「くだらない」と見えることもあるかもしれませんが、そこを面白がって参加して、盛り上げていくのが、松代地域の人々の魅力的な部分のひとつだと思います。この精神が、「24時間耐久マラソン ロ・マン24」や、「越後まつだい冬の陣」での「のっとれ!松代城」などなどにもつながっているのではないかと、思ったりもします。

さて、私が参加するのは、今年で3回目。昨年まではなかなか振るわなかったのですが、今年は中盤から調子が上がってきたようで?全体としては、東前頭7枚目、部屋の中では上位2番目の成績で、横綱という結果となりましたー!\(^o^)/

そして、本家の日本相撲協会では、稀勢の里関、優勝おめでとうございます!!




2017年1月23日月曜日

2017年 ぼっぽ様(小正月)

大雪で延期となった小正月行事のぼっぽ様、一週間遅れでの開催です!

全国的には「賽ノ神」「道祖神」「どんど焼き」などと呼ばれている行事です。松代の辺りでは、「ぼんぼ様」「ぼっぽ様」などと、親しみを込めて呼んでいます。

正月に迎えた歳神様を見送り、今年一年の豊作、健康などを願う行事です。

 秋のうちに刈っておいた茅やワラと、竹を支柱にして、組み立てて、正月飾りや書初めで飾りつけ完了!
 区長さんからのあいさつ。
太平集落では酉年の方が多く、お神酒もたくさん上がっています。
年男年女のみなさんによる、火入れ。
火が落ち着いてきたら、イカや餅を焼きます!

今年もよい年になりますように。
イカや餅を刺している竹の棒は、集落のじいちゃんが作ってくれています。

いつもありがとうございます!

2017年1月5日木曜日

青わらの宝船

2017年もよろしくお願いします。

新年あけましておめでとうございます。
今年の正月は暖かく、ほとんど積雪がなかったのですが、今朝は少しは積もりました。

と言っても除雪車が出るほどではありません。2年前の大雪を思うと、物足りないような、春先の山菜や田んぼの水のことなどを考えると、ある程度の積雪はあってほしいものです。





さて、昨年末に、宝船を作りました。

しめ縄を作っているお宅があるのですが、しめ縄づくりがひと段落すると、宝船を作るというので、私も一緒に作らせてもらいました。

船の帆、俵の部分は自作です。船の胴体は"ごぼう締め″といって、初心者には難しいだろうということで、既に準備していただいていました。
船縁も右撚り、左撚りと両方でなった縄を使うと見栄えがいいんだそうですが、練習している時間もないので、三つ編みになりました・・・。

「ごちゃごちゃ飾りをつけるのは嫌なんだ。この青わらの、きれいなのを見せたいんだ!」と、飾りはなくてもいいぐらいなのですが、控えめに飾って完成です!!

こういう経験をさせてもらうと、この辺りの地域では、お米が本当に宝なんだと感じます。
そんな中、「今年、〇〇さんち田んぼやめるんだってよ…」「△△さんとこもやめるって…」というような話も耳にします。

このお宝を守るために自分ができること、一歩踏み出す一年にしたいと思います。